gumiは2025年12月18日、子会社gumi America, Inc.を通じ、米国のAIスタートアップExpected Parrot, Inc.への出資完了を明らかにしました。出資額や持分比率は公表していません。投資先はAIを使った市場調査・意思決定支援の基盤を開発し、従来は数週間かかる数千人規模のアンケートを「数分・低コスト」で代替できるとしています。
Expected Parrotの特徴は、特定の性格や選好を持つ仮想顧客として振る舞う「AIエージェント」を用いる点です。実顧客では試しづらい大胆な価格設定や尖った広告表現なども、デジタル空間で繰り返し検証できるほか、集めにくいニッチ層のペルソナ生成にも対応します。調査条件と結果を保存・再現でき、実際に人へ行う調査との比較でAIの誤回答(ハルシネーション)リスク管理も想定するといいます。
同社はスタートアップ支援で知られるY CombinatorのFall 2025採択企業で、MITスローン経営大学院のJohn Horton氏(CTO)や、データ管理・規制対応の実務経験を持つRobin Horton氏(CEO)が参画します。gumiは本件をAI領域の知見獲得と将来の事業機会検討につなげ、中長期の企業価値向上を狙う考えです。
【関連情報/企業情報】
Expected Parrot, Inc. 公式サイト https://www.expectedparrot.com/
株式会社gumi 公式サイト https://gu3.co.jp/
source: PR TIMES
